小児科で働く看護師の仕事内容を見てみよう

看護師の仕事内容

看護師の仕事内容

看護師の主な仕事内容

小児科で働く看護師の仕事内容は幅広いのが特徴です。主な仕事は「医師のサポート」「子どものケア」「家族のケア」「特殊部署での業務」の4つ。それぞれ詳しく見ていきましょう。
1つ目は「医師のサポート」です。具体的には問診や治療の補助、処置などですが、小児科は子どもを相手にしているため、内科のようにやり取りがスムーズにできるわけではありません。拙い言葉で一生懸命伝えてくれる子どもの言葉からどのような状態なのかを推測するため、観察力や根気強さが必要です。
2つ目は「子どものケア」です。小さな子どもは1人でできないことの方が多いので、身の回りのお世話をしたり、一緒に遊んだりすることがあるんですが、これもケアの一環なんです。大きな病院などでは長期間入院している子どももいるため、季節に合わせたイベントや誕生会なども開催しています。
3つ目は「家族のケア」です。我が子の病気やケガにナーバスになっている親も少なくありません。不安を和らげるために話しかけたり、状況を詳細に説明するのも看護師の大切な仕事です。また、小児科は患者さんの年齢が低いため、治療方針は親の意向が強く反映されています。ですが、医療関係者でなければ説明されても治療内容が適切かどうか判断するのは難しいでしょう。難解な医療知識を読み解き、子どもでも理解できるように分かりやすい言葉や資料で伝えなければなりません。
4つ目は「特殊な部署での業務」です。特殊部署とは、NICUやGCU、PICUなどのことです。集中治療が必要な重症化している患者さんの治療を行っているため、専門的な知識や技術が必要です。

小児科で働くメリット

小児科は子どもを相手にするため、医療器具はそれに合わせて小さく作られています。繊細な操作技術が必要なので、自ずと医療スキルがアップします。また、小児科は他の診療科と違って分野が細かく分かれているわけではありません。子どもであればどのような疾患の患者さんも受け入れています。さまざまな疾患に対応するため、幅広い知識や技術が身につき、看護師として大きく成長できます。

注意すべきことは?

診察に訪れる子どもたち1人ひとりの病状や状態は異なります。それぞれの状態を正確に把握しなければなりません。また、病気がおよぼす発達への影響も考慮する必要があります。
小児科では、子ども以上に親がナーバスになっている場合があります。そのことを理解し十分に配慮しながらコミュニケーションを取っていかなければなりません。中には感情的になる親もいます。マイナスの感情をぶつけられると精神的に大きなダメージを受けてしまいますよね。それに、子どもが苦しんでいる姿を見るのは非常に辛いものです。子どもの笑顔を守るために小児科を選んだとしても、精神的に辛い状態が続けば仕事そのものが嫌になってしまう可能性も…。小児科で働きたいなら、子どもの苦しんでいる姿を目にしても支え続ける覚悟を持たなければなりませんよ。

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小児科看護師を目指す前に知るべきこと