小児科から内科に移行するタイミングは人それぞれ

内科に移行する際のポイント

内科に移行する際のポイント

小児科を卒業するタイミングは?

小児科は産まれたての赤ちゃんから成人するまでの子どもの診察や治療を行うところです。「何歳まで」と明確に決まっていないため、いつまで受診できるのか迷ってしまう人も多いのではないでしょうか?
小児科は成人するまでは受診可能ですが、中学生以上になると小児科に通うことを恥ずかしく感じ、抵抗する子どももいます。そのため、中学校を卒業したタイミングで小児科から内科に切り替えるケースが多いようです。その年齢になったら自宅の近所や通っていた小児科の周辺に内科があるかどうか探しておくと良いでしょう。
中学校を卒業したら内科へ、と大体の目安はあるものの小児科を卒業するタイミングは子どもによって異なります。持病があって高校生でも小児科受診を続けている人もいます。卒業のタイミングは1人ひとり異なるため、まずは小児科の医師に相談してみましょう。

内科に切り替える準備をしよう

小児科を卒業し内科へ通うことになったら、これまでのように親が同伴する必要はありません。子どもが1人で内科に通うことになるわけですが、1人でもスムーズに受付できるように保険証や診察券、お薬手帳などをひとつにまとめておくといいでしょう。受診する前にそれらを渡し、診察から戻ったら子どもから受け取って親が保管しておくと間違いはありません。持病がある場合は小児科の医師に紹介状を書いてもらうと良いでしょう。これまでの経過や使っていた薬などがまとめられていると、その後の治療にも役立ちます。

病状を自分の口で伝える

子どもが1人で内科へ通うようになったら、どのような不調があるのかを医師に詳しく伝えなければなりません。最初は緊張するかもしれませんが、自分の状態を正しくきちんと伝えられればより良い治療が受けられます。「いつから」「どのような状態なのか」を話せるようになっておいた方が良いでしょう。

できる限りのサポートを

これまでは一緒に小児科に通って親が説明していたわけですが、内科に通うということは子どもが1人で受診できるようになる、ということです。状態を正しく伝えて適切な治療が受けられるのか心配になるかもしれませんが、これも子どもにとってはひとつの成長の過程。親のできるサポートは限られてしまいますが、優しく見守ってあげましょう。
どんなに予防しても病気を完全に防げるわけではありません。その時になって何もできず慌てるのではなく、1人でもしっかりと受診できるように導いてあげるのも親の役目ですよ。

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